1. 手術前の検査
手術前までに4つの検査をお受けください。
・血液検査
・超音波検査(眼内レンズの度数を調べます。IOLマスターと
超音波Aモードの2種類の機会を使って精密に度数を決
定します)
・視力、眼圧、眼底検査
・角膜内皮検査(内皮細胞が減っていないかを調べます)
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2. 手術の3日前
手術当日まで、感染予防のお薬を1日4回、点眼していただきます。
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3. 手術当日
手術の3時間前にご来院ください。お化粧はご遠慮ください。
手術を行うにあたり、瞳孔を開く目薬を10分おきに点眼していただきます。
当院2階の専用手術室にて、手術は約10分で終わります。
手術後は回復室(リカバリールーム)にて抗生物質の点滴を行いながら、約10分間お休みいただきます。
ご帰宅の際には、目にガーゼをあてて、保護メガネをしていただきます。
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4. 経過観察
手術の翌日から2日目、、4日目とご来院いただいて消毒と検眼を行います(お時間の取れない方も、手術の翌日だけは必ずご来院ください。その後のご来院日については、ご相談に応じさせて頂きます。
白内障手術では、眼内にレンズを挿入します。
この際、保険診療ですと「単焦点眼内レンズ」のみのお取扱いとなります。
選定医療といいまして、患者様ご自身が選択して受ける追加的な医療サービスで、その分の費用は全額負担となります。
つまり多焦点眼内レンズを選ばれた方はレンズの差額は自己負担となります。
令和2年4月より、術後の眼鏡装用率の軽減を目的とした多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は、厚生労働省が定める選定医療の対象となりました。
単焦点でも問題ないという方は多くいらっしゃいますが、多焦点にしますと遠近どちらでもピントを合わせることができます。
そのためメガネをかけたり外したりする回数が減り、毎日の生活がより活動的になるのは確かです。
その一方で、単焦点眼内レンズに比べて、夜間に光を見るとまぶしく感じたり、ぼやけたりするといった欠点もあります。
どちらをご希望されるか迷われた場合は、ぜひご相談ください。